ジンバブエ出張記6(最終回)
2012-03-13
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はじめに訪問した家には少年がいました。
見た目8歳くらいかな、と思ったらもう14歳とのことで、その時点でまずあまりものを食べていないのかな、と心配になりました。
両親がなくなり、引き取った祖父母もなくなり、叔父が引き取ったがその叔父も亡くなりすでに3年間学校には通えていないとのことです。
毎日家畜の世話をしているとのことで、学費を出しても家畜の世話をさせられるのでは、という心配もしましたが、そのあたりはママとババが話をし、適宜見守ってくれるとのことで支援することにしました。
次に訪問した家も、学校に通えない少年がいると聞いて行ったのですが、実際には少年は学校に通っており、実際はそのお姉さんが通ってないとのことでした。
彼女は父親と母親と暮らしているのですが、父親は本当の父親ではなく、お金は父親の実子である少年に流れていることがわかりました。
父親も定職があるわけでもなく、母親もHIVに感染しているとのことです。
学費が昨年値上がりをしてから通えなくなった、ということであり、母親も農業等でお金を少し稼いで彼女を学校に返したいとのことで、学費の4分の3を支援して学校に戻る支援を行うことに決めました。
こうして、ムタパとローワーグエルで「学校に帰ろう」(Back to school)プロジェクトをどうにか開始することができました!
慌ただしい1週間を過ごし、ジンバブエを後にしました。
ちなみに今回の訪問は個人的な訪問に付け加えてプロジェクトを立ち上げたので、旅費等はNPOからは一切支出していません。
これからも皆さまから頂くお金はそのまま子どもたちのために使用していく予定です。